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コヨリの携帯を、俺の携帯と通話中のままにしたのだ。
これで中の様子、声のみだが、把握する事が出来る。
タクマ
『あ、メールが来た。』
携帯越しに、タクマの声が聞こえた。
タクマ
『なになに? 19時00分より3分ゲームを始めます、事前に用意した縄とアイマスクがあります、貴方の両手と両足を、見届け人の方に縛って頂きます、だとよ。…頼むぜ、コヨリ。』
コヨリ
『うん…』
タクマ
『メールの続き…えーっと、縛り終えたら、見届け人には、アイマスクを着用して頂きます、ゲームの内容は至って簡単です、3分以内に、見届け人のアイマスクを貴方が取って下さい、か。』
コヨリ
『こんな感じでいいかな。』
タクマ
『お前、不器用だなぁ(笑) まぁ、緩い方がいいかもな。』
コヨリ
『なによ!失礼ね!』
タクマ
『時間が無い、コヨリ、アイマスクを。』
コヨリ
『…うん。』
タクマ
『大丈夫、万が一の時は、ダイキが俺たちを助けに来てくれる。携帯、通話中のままなんだ、ユウヤを助けよう。』
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