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19時00分、ゲームは、始まった。
タクマ
『こんなゲーム、30秒で終わらせてやる!………え?ちくしょう!』
コヨリ
『なに?なにがあったの?』
タクマ
『扉を閉められた!真っ暗だ!…足音、誰だ?誰だっ?! ダイキ!聞こえるか?!返事しろっ!…ちっ!ダイキの奴…ヤられたか?…糞っ!』
コヨリ
『タクマ!!ダイキ!!助けて!タクマが…タクマが殺されちゃう!!』
タクマ
『コヨリ、逃げろっ!!俺の事はほっと…うっ…』
コヨリ
『タクマ…?嫌…嫌ぁああ!!来ないで!!ダイキ!!助けてぇ~……』
あれから、何時間が経ったのだろうか。
携帯の電池は、無くなってしまった。
時間を知る術は無かった。
ただ、花火が盛大に打ち上がる、そんな音だけが、聞こえた。
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