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ダイキ
『約束!?覚えていてたのか?!幼稚園の頃、結婚をしようって約束……』
コヨリ
『もう、叶う事も無いわ…。私の友人を、二人も…何故殺したの!?』
ダイキ
『はは…。…ユウヤも、タクマも邪魔だったんだ。邪魔だったんだよ! 二人とも、揃いも揃って、コヨリの事が好きって…。許せなかったんだよ。俺とコヨリは、もう、結婚の約束もしたんだ…。誰も邪魔はさせない…。』
コヨリ
『酷い…酷過ぎる…。たったそれだけの理由で?!』
ダイキ
『邪魔だったんだ。……コヨリ。』
コヨリ
『…………。』
全てが終わった。
コヨリが、幽霊と話せるとは。
コヨリが、俺を好いていたとは。
俺の、この計画は、水泡に帰した。
そうなった途端、自分のしでかした過ちに、恐怖を覚えた。
ある言葉が、脳裏をよぎる。
【殺せ】
愛する人から嫌われた。
俺は気付いたら、彼女の首を締めていた。
ユウヤとタクマを殺めた、この両手で。
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