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「はあ~~~ぁ」
シャワーから熱湯をだして頭から思い切り被り、すぐにぬるま湯に切り替えて、ブルブルと頭を振って、大きな溜め息を吐いた。
くっそぉ…
間宮のヤツ、余計な事を…
でも、俺の密かな作戦なんか知るはずないんだから、ワザとなワケないよね…
だからって、風呂入っちゃおうって思いつくかな、普通…
わからん!
間宮の考えてる事なんか、わかるワケないんだ。
というか、わかりたくもないし!まぁまだチャンスはあるよ。
これからこれから…
「よお、色男。」
「へっ?!」
背後から声。
この声は…
「間宮?!」
「おい、その醜いモン、こっちに見せんじゃねえよ。」
え。
醜いモンって…
間宮は明らかに俺のモノを指さしていた。
「なっ、なんだとぉ?!見たくないなら入ってこなきゃいいでしょ!」
「ふん…おまえの考えてる事なんか、お見通しなんだよ。」
嫌悪の眼差しが向けられる。
「この機会に、ナオを犯っちまおうとか思ってんだろ。」
「うっ…」
ズバリ言い当てられてしまった。
やっぱりコイツ、ワザと邪魔してたんだな…
「そんな事させねぇ。ナオの体はおれが守る。」
「んなっ…」
ガラガラ…バタンッ!
行ってしまった…
やっぱり間宮は、ナオが好きだったんだな。
敵だ。
アイツには、負けられない!
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