1179人が本棚に入れています
本棚に追加
だからと言って、完全に負けたワケじゃあない!
立ち直りが早いのが、俺の良いトコロ。
どれだけショッキングな事があったって、ただじゃヘコたれない。
まあ、間宮へのムカつきと、性欲が俺を悩ませて、勉強が全然進まなかったので、必ずしも立ち直りが早いというワケではないようだが。
一応、学年でも1、2位を争う程頭が良い俺。
間宮も、そこそこ良いらしいが。
ふん、俺に適う相手じゃない。
逆に、ナオは勉強ができない。
俺はそんな所も大好きだけど☆
そのせいか、俺や間宮に対して、尊敬の眼差しを浴びせてくる。
俺だけに向ければいいと思うけどねー。
俺は、ナオにカッコイイ所を見せたいんだ。
勉強ができる所もそうだけど、色んな面でナオに尊敬されたい。
俺だけを見てほしい。
だから今まで頑張ってきた!
ナオに振り向いてもらいたくて。
俺を愛してほしくて。
ただ、残念な事に、今回ばかりは自信がない。
成績が悪くなったら、ナオは軽蔑するかな…?
いや、そんな子じゃないよ!
ナオは、そんな事で人を判断するような子じゃない!
むしろ、親近感を持ってくれるかもね!
あははははははは…は…
……………はぁ。
不安な気持ちのまま、俺は学校へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!