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だけど、そーゆー時って、意外と突然やってくるんだ。
「えっ、お泊り!?」
「何だそれ、小学生じゃあるまいし。勉強会だよ、勉強会!」
ぶっきらぼうに答えるのは、そう可愛い可愛いナオ☆
「オレの両親、明後日からの土日旅行に行くんだよ。来週から期末だろ?マコトも来るからさ、おまえもどうだ?」
ちっ…
間宮も一緒か。
「おい、羽村、今イヤそーな顔しなかったか…?」
「ん?別に?」
間宮はナオの中学時代からの友達らしい。
俺とナオの関係を知っている、唯一の人物だ。
「マコトとトオルは頭が良いからオレに勉強教えてくれよ!」
むっ。
何で俺の名前を先に言わないんだよぅ。
「なっ?頼む!」
両手を顔の前で合わせて懇願するナオ。
可愛いな~もうっ!
「うん、わかった。」
「やった!」
まったく…
ナオが可愛すぎて、俺ってばすぐ許しちゃう。
まあ、間宮がいたとしてもチャンスはあるよね!
というより、チャンスを作ってやる!!
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