チャンス!

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思い返せば間宮は、どこかナオに執着する節があった。 俺と付き合う前まで、ナオを守るようにして一緒にいた。 最初は、中学から仲良しだから、当然だよな~程度にしか思わなかったけど… 何も体育委員まで一緒にやる事ないんじゃない?! とは思った。 そして俺たちが付き合ってる事をナオの口から話した時、俺を一瞬、睨んだように見えたんだ。 けど、間宮はすぐに表情を変えてナオの頭を撫でて、こう言った。 「そっか。まぁおまえの人生だしな。おれは何も言わねぇよ。おまえが幸せなら、それでいい。」 なんか、今思うと、恋人っぽい言い方…? 結論。 やっぱり、間宮はナオが好きなんだ。 ライバルなんだ。 敵なんだ! 負けるもんか! ナオは俺を愛してくれてる。 ただの友達、のおまえに、入る隙なんかないっ! お風呂タイムもある。 寝静まった後もある。 チャンスはまだまだある!!
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