~第1章~

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  「今日はウチの新商品を初めてN社にPRする大事な日なんスからぁ~(笑) 暗ぁい顔してたら…契約取れねっスよぉ?(笑)」     あぁ…もぅそれだけ元気な君が羨ましいよ…。     同じ人間なのに…なぜにこんなに世界観が違うのか…。     彼にはこの世界がどのように見えているのだろうか…。     「課長!世の中、意外と結構何とかなるもんっスよぉ! 人生前向き、世の中『薔薇色』っスよ、『薔薇色』(笑)」     は…はは…(汗)     薔薇色…ね(汗)     プルルルル…プシュー…     扉が開き、自分と山下君は人混みに流される様に電車へと乗り込む。     満員電車となった電車は…こうして今日もいつもの様に走り出すのだった…。    
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