~第1章~

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  人間は『眼』を通して身の回りの情報を得ている。     眼に見える物は全て『色』の組み合わせによって形が形成されていると言っていいだろう。     美味いものは美味そうに見えるし、柔らかいもの柔らかく、固いものは固く、ある程度そう見える。 はたまたイイ女はやはり美人に見える。それが当然だし、当たり前の事だ。     だが…はたして『色』とは皆が皆、同じ『色』を認識しているのだろうか? 今、自分が見ている色は…本当の色なのだろうか…?     普通ならば誰もそんな事なんて気にもしないし考えもしない事だろう。    
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