第1話 スケーティングアワー

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私がログインしたのは 夜中の2時前の事だった。 町並みも明かりが消え 静かな時間がだけが流れ行く。 楽しみにしている前日・・ 中々寝付けない。 いつもより時間が経つのも遅く感じるし、早く夜が明けないかと待ち遠しい。 こういう時は何かをして時間を紛らわすのが1番。 しかし何をして・・ セルフォンからボードのデータを転送した私は、工具を取出しメンテナンスを始めた。 ああ・・ こうしていると 無性に滑走したくなる。 アパートを出て 大路を少し歩くと 広い噴水広場がある。 そこで少し ボードの練習をしよう。 夜の街にボードを抱えて 私は家から飛び出した。
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