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ボードを滑らせ
噴水広場に辿り着くと、
先客が一人居た。
黒い帽子を深々と被った少年がボードでひたすら『オーリー』を繰り返している。
「あんなに高く・・凄い!」
テールを強く踏んでジャンプしノーズ側の足でボードを擦り空中で地面とボードを平行にし着地するジャンプの基本トリック。
基本とはいえ、
あそこまで高く跳ぶ
オーリーを見たのは
初めてだった。
この後も帽子を被った少年は
ノーズマニュアル・テールマニュアル・フリップ・・等のトリックを次々と決めていく。
私は時を忘れ、
少年が繰り出す
トリックに見とれていた。
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