音響都府セルフォン

第1話 ｽｹｰﾃｨﾝｸﾞｱﾜｰ

深い深い眠りの世界。

夢の世界なのに
寝たら夢をを見る。

なんか不思議だ。

鳴り響く呼び鈴が
昼過ぎまで寝ている
私を目覚ませた。

｢お届け物でーす｣

｢はいはーい！｣

ようやく届いた私のＢＤ機体。

｢ではデータ転送の際に電子マネーから代金『50万円』頂戴致します！｣

さすがゲームの世界。

大きな機体ですらデータとしてセルフォンに保存出来る。

｢こちら明細書になります｣

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・201量産型ＢＤ機ボードタイプ 20万

・ジェットボード 15万

・カタパルトレーザー 10万

・爪 ５万

　　 ――合計50万円――
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今日はバイトも休みだし、
ＢＤでボードの練習が出来る。

そう意気込んだのものの、
此処は街中・・

｢さすがに街中をボードで走れないかぁ｣

なーんて思った矢先だった。