第1話 スケーティングアワー

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収納してあげたのはいいが、私には一つ気になる事があった。 BDはPCUにセルフォンを接続しないと起動しない。 つまり“何故、自分のセルフォンに収納しないのか”という事だ。 「どうして自分のに収納しないの?」 「え、無いからだよ」 「あははは、だよねぇー! あったら自分のに収納してるよねえ・・」 いやいや待てよ・・セルフォンがなかったら一体どうやってBDを起動させた。 話しが矛盾している。 「・・セルフォン無いのにどうやって起動させたの!?」 「無くても動くよ」 セルフォン無くて動く訳がない。 「ちょっと来て!」 この高原地帯に私は自分のBDを転送して、真相を確かめるべく彼と一緒にコクピットへ向かった。
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