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赤茶色の台地に全身ピンクで塗装された私のBD機体。
「ほら、やっぱり動かないじゃんかぁ~」
座席に座りレバーを引いたり押したり。
そんな事をしてもセルフォンを接続してない以上 機体は動く訳無かった。
「きみも動かせれないの?」
「いや・・ふつう動かせないと思うけど」
当たり前の事を言っているのに、私の心はモヤモヤしていた。
と、そんな時。
私のモヤモヤを晴らす事件が起こったのだ。
「な、なにっ!?」
大きな揺れ。
震度にすれば8だろうか。
とにかく物凄い揺れと共に目の前の景色が歪み、そこから出て来た真っ黒い手が空間を引き裂いた。
「バグリア!?」
私が見たもの・・
それは、黒い塊から生える鋭く尖った黒い手。
プレイヤーに危害を加える謎の“生命バグプログラム”・・『バグリア』だった。
それを認知した時。
奴は私達を襲って来た。
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