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その頃 私は終わらない夢であってほしいと願いながら、彼と一緒にBDを滑らせていた。
「なに・・あれ、空母艦!?」
見上げた先に写るは真っ黒い戦艦。
それが私達の真上に到達した時にピット内で通信アラームが鳴り響いた。
『こちらキール・・ステイトか?』
「キール!? やだ、うそッ! ライトスタンスのキールなの!?」
「きみキールを知ってるの?」
モニターに映し出されたのは、あの“BDライダー集団ライトスタンス”のキールだったのだ。
『ステイト・・誰だその女は』
「名前は?」
「私はリリア」
ステイト・・彼の名前らしい。
『う~ん・・よし、合格だ! 今からハッチを開く、ステイト、そのリリアって子と一緒に戻ってこい』
「了解」
そこで通信は途絶えた。
ハッチが開くと彼『ステイト』は私のBDを巧みに操り空母艦の中へ。
オーリートリックを決めた直後にジェットを噴射させ、より高く飛び上がる。
そのまま滑り込むようにして艦内へと納まった。
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