―願い―

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いつも同じ時間に、小さな教会へ行く キリスト教徒じゃないし、神様なんて信じてない それにも関わらずいつも祈りに来ている自分が馬鹿らしくて少し笑える ―叶わないと分かっているなら願わなければいい。こんな事をしても無駄だ― 頭では分かってる そう分かっていてもいつも教会に向かう。像の前にしゃがんで手を組む …君に何も出来ない私が願う資格なんてないけど、願わずにはいられない。叶わないと分かっていても私は願い続けるよ? そう思いながら今日も祈る。私の願いはただ一つ ―君が幸せと思える時が長く続きますように―
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