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リゼルは地を力強く蹴り飛ばした。
空中でひらりと一回転しシャオルの後ろに着地し銃口を向ける。
シャオルはすぐに射程内から避け、身を翻し銃を持つリゼルの手首を掴む。
そして、そのままリゼルを引っ張り投げ飛ばした。
リゼルは数メートル飛ばされ地面にたたき付けられる。
「くそっ・・・」
リゼルは顔を地面に付けて呻く。
口の中に土が入り気持ち悪い。
何度こうして地面に顔を付けたか、もうわからない。
何度も何度もシャオルの後ろを取るがさっきのように投げ飛ばされてしまう。
自分の方へ近づいてくる足音が聞こえリゼルは飛び起きると、後ろへ飛び退く。
さっきまでリゼルが寝ていた場所に剣が振り下ろされた。
地面に刺さった剣を引き抜きシャオルは舌打ちをする。
「しぶといですね」
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