クーデター

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「久しぶりの仕事に腕が鳴るじゃない?殺し屋の力見せてあげないとね」 「元、な」 フォードの言葉に水を差したのは、いつ部屋に入って来たのかわからない男。 「あ、ハイドも仲間に入れるの忘れてましたね」 アックスは男・・・ハイドを見て手を鳴らす。 「酷っ!だいたいクーデターの主犯とか探ったの俺だし!!!」 必死に叫ぶハイドにチシャは苦笑すると宥める。 「わかってるよ・・・お前には感謝してる。・・・また、一緒に戦ってくれるか?」 チシャの言葉にフォード、アックス、ハイドは頷く。 「じゃあ、久しぶりに仕事服着ようっと」 フォードは嬉しそうにクローゼットから十七年前に着ていた服を取り出す。 「えっ・・・まだ着れんの?」 チシャの疑問にフォードは笑顔で近くの壁を殴る。 「着れるに決まってるでしょ?殴るわよ?」 「すみませんでした・・・」
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