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フォードは黒い服に身を包むと腰に剣をさし、手には拳銃を持って城の長い廊下を疾走する。
あの後、チシャ達と別れたフォードは自分の娘を逃がすために走っていた。
「にしても、敵が多いじゃない?」
目の前に現れた城の兵士、今は敵の兵士に蹴りを入れる。
「まだまだ、腕は鈍ってないみたいね」
得意げに笑うとフォードはまた走る。
しばらく走るうちに娘の部屋の扉が見えた。
フォードは走って来た勢いで扉に体当たりをして部屋に突っ込んだ。
「は、母上!?」
そう言うのはフォードとチシャの娘、リゼル。
リゼルは飛び込んで来た母を見て驚く。
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