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「リゼル姫がいないぞ!?」
「くそっ・・・!捜せ!!!」
「まずは部屋からだ!」
三人の兵がそれぞれ叫ぶ中、フォードが音も無く動き最後に叫んだ男の頭に銃口を突き付けた。
「周りをもっとよく見なさい・・・愚か者」
フォードはそう言うと迷う事なく引き金を引いた。
銃声と硝煙の臭いが部屋を満たす。
残りの男二人が驚愕の顔で仲間の反り血を浴びたフォードを見つめる。
「フォード王妃・・・!」
「貴様!!!」
二人目の男が怒りに身を任せフォードに襲い掛かるが、フォードは流れるような仕種でそれを避ける。
そして、剣を掴む男の手に向かって引き金を引いた。
男の手に銃弾が当たり手首が爆ぜ、ゴトッと音を立て床に手首が落ちる。
「ひっ!ぎゃあああああ!!!」
男は切断された手首を押さえ床にのたうちまわる。
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