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「うるさい」
フォードはそう言い捨てると容赦無くのたうちまわる男の頭に銃弾を放つ。
男は壊れた玩具のようにビクンと弾け飛んだ後しばらく痙攣して動きを止めた。
残るは後一人。
今まで行動を共にしていた仲間の亡きがらを呆然と眺める男だけ。
「・・・あ、ああ・・・」
言葉にならない声を上げる男。
フォードは冷めた目で見つめ銃口を向ける。
「・・・罪の無い者を巻き込んだ罪を死んで償いなさい」
フォードは引き金を引いた。
男は仲間に覆いかぶさるように倒れ込んだ。
三人が完璧に死んだのを確認するとフォードはリゼルに歩み寄る。
「ごめんね・・・怖かったでしょう?」
怯える娘の顔を見てフォードは苦笑する。
「お母さん、昔殺し屋だったの。この服装もその時のよ・・・私が怖い?」
フォードの質問にリゼルは首を横に振る。
「母上は母上ですから・・・怖くなどありません」
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