最終章 バースト☆“逆転サヨナラガチロック”

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亜戯人「殺ス!!そのむかつく顔…二人並べて地獄の底へ並べてやる!!」 甲子郎「今夜はいい夜だ月が碧くてな踊ろうぜ……………アギト!!」 甲子郎と亜戯人の剣は火花を散らし、寄っては離れ、そしてまた銀色の光は交差する。 ヒラリ、ヒラリと舞い踊る。 そして甲太郎は紐で吊された橙を助けに走った。 様々な不安が頭を過ぎる中、大乱闘のこの場を走る。 土煙、血飛沫をが舞い、 その中から一人の男が甲太郎に襲い掛かる。 男「うらぁぁ!!!!」 甲太郎「邪魔だッ!!」 「バキッ!!!!」 軽く甲太郎は敵を薙ぎ倒す。 しかし橙まではまだ遠く 向かいくる敵を倒していかなくてはなかった。 前へ進む度に体には傷が増えてゆく。 それでも甲太郎は止まらなかった。 もうこれ以上、誰かを失う事は嫌だった。 甲太郎「ハァ…ハァ……この階段を上れば……」 その時だった。 誰かが戦いの途中に放った刃物が橙を吊す紐に偶然当たった。 紐は無情にも引きちぎれ、橙を支えきれずに……切れた。 橙は落下し、コンクリート目掛けて真っ逆さまに落ちてゆく。 甲太郎「っ!?間に合え…おらぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」 「ガシャーーーーン!!!!!!!!!!!!」 甲子郎「フンガッ!!」 亜戯人「くっ……」 甲子郎と亜戯人は鍔ぜり合いをしている。 お互い限界が近い事が分かっていた。 この鍔ぜり合いは例えるならフィニッシュに入る前のギターソロ。 間合いをとり、 甲子郎は勝負をかけた。
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