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甲太郎「どうゆう意味だ!!」
大河「……このボールを知っているか?」
そう言うと大河はポケットから汚れたボールを取り出す。そのボールには“絆”と油性ペンで書いてあった。
甲太郎「……知ってるよ。俺の父ちゃんとお前の父ちゃん…京虎おじさんが“最初に使った”友情のボールだ」
最初とはかつて、この場所で初めて両雄が出会った時に京虎が甲子朗へ投げたボールである。
この汚れたボールは甲子朗がアメリカに行く京虎に渡し…その京虎から息子の大河に渡ったのだ。
大河「確かに…お前の親父は凄い打者だ。だが捕手としては最低だ!!!父さんの球は世界一だ…“日本”と言う小さな国の捕手なんかに相棒を任せていい選手なんかじゃないんだ!!」
来夢「ちょっ!?大河くん!!いくらなんでもそれは言い過ぎだぞ!!?京虎さんも甲子朗さんも…このパワフル高校を甲子園になんども運んだ“英雄”だ!!そして二人は最高のバッテリーだった。それに…」
甲太郎「もういいよ…来夢兄ちゃん。いいたい事はそれだけか?温室育ちのボンボン野郎」
大河「何んだと!?」
甲太郎「お前は間違ってる。京虎おじさんは父ちゃんを最高の捕手だって言っていた。京虎おじさんが日本に来た時にいつも言ってた……だけど」
楓「甲!?」
甲太郎はバットを大河に向けた。
甲太郎「俺と勝負しろ!俺が勝ったら文句は言わせねぇ!!」
大河「フン…」
??「うわぁだ!!!!そこどけシャバ僧ども~???!!!!!」
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