一記 夢の世界

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ふと目覚めたら、知らない場所だった。 港に、町に、砂漠 日本には見られないが、普通的な風景だった。 人は居なかった 「あ、人がいる」 彼女は港に向かって歩いた。 そこには四人の人たち。一人の少女に、三人の少年。 いずれも皆歳は近い。 「ここは、どこなの?」 光は彼らに言った。 彼らは小さく首を横に振った。 分からないみたいだった。 「これは、夢よ…。そうよ!夢。人がいないなんてへん。だから夢。大丈夫ね」 一人の少女が、狂ったように声を上げた 「夢…」 光ははじめてみる夢に不安と希望をもった 『夢を甘く見ないで頂戴』 突然耳に聞こえる声 頭が割れるような頭痛がみんなを襲った。 頭に流れてくる女の声。クスクスと笑いながら聞こえる 『私は結寝。貴方達をここへ導いた元凶。』 結寝と名乗る女が、頭に流れてくる 長く、だらんとした赤い髪。爪も長く、真っ白な頬の大人だ
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