月夜の過去
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月夜はまた、ため息を零した。 …今は『生かされている』 『死んではならない』と言われた。 無駄な殺生もしないと誓った。 …あの方に。 忠誠を誓った以上、それを破るなど言語道断。 自分の名にかけて、守り抜く。 ただ、それとは別に本能が勝手に暴れ出す。 殺したい…。 殺したい…。 殺シタイ…。 殺シタイ…。 コロシタイ…!!
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