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彼は近頃、帰り道に誰かに付けられているような気がした。
いや、完全に付けられている。
「ストーカーなんてされる程にカッコイイわけでもないのに」
彼は呟いた。
正直に言う。
彼はカッコイイに入る部類だ。
死ねばいいのに…。
♪♪♪♪
「頼むしかないな」
翌日の朝に彼は警察に頼んだ。
ストーカーに付けられているからどうにかしてほしいと。
その日の夜。
彼の後ろには警察しかいない。ストーカーの気配は感じない。警察は私服なので、警察だとばれるはずがない。
でも、ストーカーがいなくなったことに変わりはないので、彼は安心した。
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