momento

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  わたしには「この人が」、 とか言うような 特定の彼氏はいない。   『あッ…ん…だめ…ッ』   かと言って 好きな人が居る とかでもなく   『無理…やばッ…』 『あぁあッ…!』   さみしい時は誰かと重なって 癒されたりしてる。   そんなスタイルが わたしの中では 確立してしまった。   逆に言えば………   『なあ、すきな奴とかいねぇの?』   『いるわけないじゃあん!あははッ!』   『だよな…そうだよな…!』   『なんしたん?』   『なんでもねぇよ☆』 『…(へんなやつ…)』     すきになった特定の人だけをみるとか馬鹿げてる…   結局…裏切る奴は裏切る。 意味のない交際時間…   なんのために付き合うの? なんのために求めるの? なんのために…   わたしには 解らない。   --------- 「別れよう」   「…ッ! なッ、なんで…? ウチらラブラブじゃんッ☆」   「疲れたんだよ。飽きたんだよ、こんなの。他に彼女できたし。」   「…」   ------- 何も言えなかった 『あきた…』 軽く放たれたその言葉に… 潰されてしまったのだ。   『ん? なんか言った?』   『なにも言ってないよ☆ちゅッ♥』   『ッ!!!やべ…』   ほんとは知ってる   がばあっ!!『きゃあッ!♥♥』   知ってて利用してる…   でも…わたしは男を 信用してないし、 信用できない。 だって…   『なあ まだこわいか?』   また   『なにが☆』   繰り返したら   『俺じゃダメかな…』   前以上に 潰れてしまいそうで   『なんのこと~?♪』   だからはぐらかす。 自分の気持ちを わかってても…    
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