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いま 何本目の電車を見送ったんだろう…。ここまで来た道順すら覚えてない…。
やっとの思いで ここまできた…あと何日我慢すればいいんだろう…
『なんとか言えよ!!
ムカつくんだよ!!』
『やだ~汚~い』
『でもさ…やばくね…?』
『大丈夫だって♪
なっ? 奴隷ちゃん♪』
全員『あはははは』
あたしはいじめられてる…。ほんとなら学校には行きたくない…。でも…高校までは出ておきたい。
通わせてもらってるから。
だけど…
『ねぇ聞いた?』
『なに?なに?』
『実はさあ~…』
『なにそれ!!
ありえないんだけど!!』
ザワザワ…
『ちょっ!
声デカいってッ…!!』
(知られた…
もっとはやく話しておくべきだった…謝らないと…事実も話さないと…)
『あの…』
『なんだよ』
『…ッ…あの…
ごめんなさい!!ほんとはもっとはやく話そうと思ッ!!!』
バンッ!!!
ザワザワザワザワ…
『裏こいよ』
『うん…』
友達だった…
『お前知ってるじゃんね』
『うん…』
告られたの…
『なんで黙ってたんだよ』
『ごめんなさい…
実は…!!きゃッ!!』
『お前に弁解なんて
させませ~ん♪』
『やっちまおうぜ~♪』
なんで…
ドガッ ガスッ!
『ゔっ…げほッ…』
『…お前の幸せ奪ってやる。』
『あはは♪
行こう行こう♪』
これは彼氏に話した。
そしたら
『俺はお前の傍に居るよ。大丈夫…。』
『ありがとう!!』
ニヤッ…
『だけど…知ってた…?』
『…(なに…)?』
『俺さあ…実は…
お前が 大嫌いなの。
ぷッ!あはははは!!!』
ガタタタッ!!!!
いっきにおちた
---
あれから2年…
今ではクラス中がぐる…
(はぁ…友達って…)
♪~
間もなく 3番線に電車が入ります
(もう…おわらせよう…)
危険ですので
黄色い線の内側まで
(さよなら)
お下がり下さい
「え~間もなく電車が参ります。危ないので黄色い線の内側までお下がり下さい。」
「間もなく電車が参ります。黄色い線の内側までお下がり下さい。」
『ちょっと!危ない!!』
『きゃ~!!!』
---
「電車が発車します…―」
『大丈夫…?キミ…』
『すみません…』
『力になるよ…?
さあ立って。』
『帰ろう。』
『はい…』
ニヤ…
『変わらない毎日へ』
『…ッ!!!!』
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