サプライズ

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  はやく… またあの笑顔が見たい…   ---------- 2年前、わたしの彼氏はバイクで走っていました。   話しに聞くと、信号が青にかわり、走り出したところに車がぶつかってきて…   その交通事故で意識不明になり、そのまま植物人間の状態…     わたしは毎日 病院へ足を運んで居る。もしかしたら、今日こそ目が覚めるかもしれない!   もしかしたら…     そんな毎日が過ぎ、わたしの誕生日の日になった。   今日は仕事が休みで、友達がわたしの休みに合わせて 休みを取ってくれて、誕生日を祝ってくれた。   その事を報告をしに、夕方病院へ向かった。おばさんも昨日   「明日は誕生日だねぇ。ケーキでも用意しててあげるよ。」   とサプライズにならない事を教えてくれた笑 それでも彼に逢うのと、おばさんからのプレゼントを楽しみに病院へ向かって歩いた。   病室の前に着くと何やら騒がしい様子…しかも…彼氏の病室の前…   『嘘…やだ…!!』   嫌な予感が走る…病室の入口にはおばさんが立って居た。   「おばさん!ねぇ、おばさん!大丈夫だよね!死んでないよね!」   わたしはすがりついて泣きながら言った…。もし…もしもそんなことなら…     その時だ   「おい! 何でかい声出してんだよ!」  え!! わたしはビックリして病室を見る。するとそこには…ゆっくりとだが、こちらに手をふって居る彼が居た。   わたしはそこにへたれこんだ…涙が止まらなかった…   「誕生日、おめでとう。」   とても素敵な サプライズなプレゼントでした。  
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