第二章 【愛欲】

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 毎週、日曜日。 昼間こそ、ショッピングやら映画やらで過ごすが、夕刻には必ず人気のない路地裏に車を停めていた。  狭いスポーツカーの助手席で、私というシートに彼女が座る。 後ろからの愛撫。 首筋にキス。耳たぶを噛む。 吐息が漏れる。 衣服の上から、乳房を少し乱暴に揉みしだくと、身体を反らせ、後ろ手の形で私の股間をマサぐってくる。 次第に乱れ、たくし上げられた衣服から乳房が現わになる。 ツンと突き出した先端を左手で愛撫しながら、右手は、スカートの中に。 湿ったシルクは、その形を鮮明に指先に伝える。 形に合わせ指先を這わせると、さらに身体を反らせ、吐息が喘ぎに変わる。 シルクを押し退け、肥大した部位に触れると、湧きだす雫が、指先に絡みつく。 挿入した指先を暴れさせる。 彼女は、女から、雌に変貌する。
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