魔法の剣。

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新しいのを買ってあげればいいや。 そう思って何気なく開けた箱。 「なんだ、これ」 その中には、ゲームとかマンガでしか見たことない……一本の剣が適当に入れられていたんだ。 「ばあちゃんって、何者なんだよ」 手に取ってみると、ずっしりと重い。 はい、本物です。 「ジョウロ、探してんだけどなぁ」 僕が勇者だったら大喜びだろうけど、僕はしがない学生で、ジョウロを探している途中で……。 じょろじょろじょろ 「え」 いきなり淡く光った剣。 いきなり剣先から溢れ出す、水。 「ああ、なるほど。これがばあちゃんのジョウロか」 ……でもこんな重くて、ばあちゃんは大丈夫なのかな。
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