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それはさて置き、久美と付き合うようになって一ヶ月くらい経ったある日、陽子から電話があった。
陽子がオイラを捨ててまで選んだ男はめっちゃプレイボーイで、陽子ともヤリ逃げ当然で別れたみたいだった。
電話で陽子はオイラともう一度付き合いたいって言ってきたけど、その時オイラには既に久美っていう彼女がいたし、何より陽子を許せない気持ちがあった。
どれくらい話してただろう?
ふと会話が途切れた時、耳を澄ましてみるとA子の泣く声が聞こえてきた。
きっと、辛くて毎日のように泣いてたのは容易に想像できた。
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