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(カズマ~、オーイ返事しろー)
(アスカ~、もうっどこ行ったのよ)
二人がシェルターに向かっているのも知らずにカイとリンは来た道を戻っていた
(居た?)
(いや、ったくあいつらどこ行ったんだよ?)
と、その時、ドドドド、ヒュードッカーン
(あぶね!!)
(キャッ!!)
爆音とともに突風が起こりカイはリンを庇うように吹き飛んだ
(イテテ、なんなんだよ、ったく)
(ちょっ…ちょっと、重いんだけど)
(あ…ああ悪ァリ、大丈夫か?)
(う…うん…まあ)
(俺さっき爆発のあったところに行ってみるから、お前はここで待ってろ、いいな!)
そう言うとカイは一人爆発のあった方角へ進んだ、そこには1機のボロボロになった戦闘機があった
(こっ、これ!?)
するとハッチが開き中から聞き慣れた人物の声がした
(グゥ…クソ、右足をやられた見たいだな、タクッ、もう一歩間違えたら死ぬ所だったぜ、って…あ…)
(…あ!!…)
そう、中から出て来たのは
(あ…、てっ先生ー、そんな所で何してるんですか~!!)
なんとそこには担任の坂本が居たのだ
(イヤッ!、これは~その~なんだ、えーと)
ドドドド、ヒューンドッカーン
(クソッ、また落とされたか!、とにかく話しは後だ!ここに居たら俺らおだぶつだ、着いて来い、グッ!!)
(せ、先生…その足!!)
そこえカイを追いかけてリンがやってきた
(えっ、どうしたの?誰かケガしてるの?)
リンが瓦礫の間から出て来ようとするとカイが怒鳴った
(来るな!)
(えっ?、でも先生ケガして…(いいから来るな!)
坂本はさっきの戦闘で機体の部品が右足に刺さっていてとてもリンが見て耐えられる姿では無かった
(すまんな、赤上、ちょっとハンカチ貸してくれ)
坂本はハンカチを受け取ると手際よく応急処置を終えた
(すまん赤上、ついでにも肩貸してくれ、話しはその後だ)
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