第一話 はるか遠く
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「初めて君と逢ったのは、いつだったっけ」 ふと、俺の腕の中で祐一は呟いた。首を傾げ、祐一を見る。 「いつ? あれは……中学ン時だったよな。確か、三年の時に祐一が転入してきたから――」 そう、と興味がないように祐一は言った。知りたいのか、知りたくないのか―― 「祐一は一番はじめに俺を見たんだ」 今でも、あのときの瞳を覚えている。鋭い、体の芯が疼きそうな眼だった。
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