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人間は禁忌の術により創られたモノ
その人間に神の聖なる力は宿らない
戦力増加にはなったが、ひとつひとつの力が弱かった
そこで高位の神は、位の低い神を人間と交わらせ、神と人間のハーフを創った
しかし所詮位の低い低能な神の力
呆気なく打ち消され、ただの人間にしかならなかった
次に戦争で敗れ、捕虜として連れて来られた位の高い、能力の強い神を無理矢理人間と交わらせた
するとほんの少し能力の強い人間が生まれた
多少でも強い人間は、画一的な能力の人間どうしの戦いで際立つ
味をしめた神々はさらにこれを繰り返す
次第にその対象は数を増し、高位の神へと移っていく
やがて人間の比率が極限に増えた
そして次に起こるのが、数を増し、力を増した人間の神々に対するクーデターだった
数で圧倒的に不利な神々はその人間の反乱以降、歴史の表舞台から姿を消した―――――
これが本当の歴史
今やおそらく俺以外誰も知らない、そして誰も知ることのない影の歴史
実はその歴史にも付け足すことがある
表舞台から姿を消した神々
彼らは人間の中でも最も神に近い人間を選びだし、残る全ての力を使い子孫を残した
神の力を引き継ぎし、最強の子孫
神々の一族を――――
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