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ギイッ
ちょうどその時扉が開いた
白づくめの人が部屋から出て行こうとしたようだ
自分が邪魔だと思ったのか
そう僕が思っていると一君が言った
「どこに行こうとしてんだよ」
ピクッ
白づくめの人が部屋から出るのを止め，こちらを向いた
否，一君の方を見ていた
「一君……？」
何故白づくめの人が出るのを止める必要がある？
「あいつ……俺の親父」
・・・・
「は……？」
「顔見なくても雰囲気で分かるんだよ。これでもあいつの子供だから」
そう言うと一君は白づくめの人の方へ歩いて行った
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