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「いや……お前の言ってる事は正しいと思うよ淳」
いつの間にか僕の隣りにいた一君が言った
「だとよ親父。俺も淳もあんたの考えは全否定だ」
そう一君は尚人さんに言い放った
「私は……」
尚人さんは何か言おうとしたが……
「帰るか淳」
「だね」
僕らはそれを聞かずに『安息の場所』から出て行った
尚人さんがどう思うかはあの人次第だ
でも僕らは自分の考えが正しい事を信じてる
『人を救えるのは人しかいない』
「さてと……いくか淳!!」
「行くってどこに?」
「決まってるだろ。斉藤達に喧嘩売りに行くんだよ」
「なんでそうなるの!?」
「馬鹿お前いじめはいじめられるほうも悪いんだぞ。自分から変わらないと何も変わらない」
「それがなんで喧嘩になるの……」
「それは俺が一番スッキリするからだ!!」
その後僕らは喧嘩を売ってもちろん負けた
7人対2人
勝てる訳がない
でも何故か心はとても晴れていた
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