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僕はある場所にいた
広い公園
そこにある白い建物
ここに来たのは初めてだった
『安息の場所』
(この国では自殺が許されてる。お前みたいな奴は自殺してもいいんだよ)
不意に斉藤君の言葉がフラッシュバックしてきた
(よかったな最後に生きてる意味が出来て。お前は五十嵐のために死ぬんだよ)
そうだ僕は一君のために死ぬ
決して斉藤君達のためではない
決して屈してはいない
守るために死ぬのだ
僕はドアに手をかけた
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