case3 ~いじめ~

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白づくめの人の後を付いて行くと扉の前に来た 白づくめの人が扉を開けた そこは円く広い部屋 真ん中にポツンと椅子があるだけだった 「どうぞお座り下さい」 僕はそう促されて椅子に座った 『ここで一体何人の人が死んで行ったんだろう』 ふとそんな事を思った 白づくめの人が僕に薬のような物を渡して来た 「これは……?」 「これを飲むと苦しまずに逝けます。何か伝えたいことはありますか?」 伝えたいこと…… そんなもの決まってる 「五十嵐一っていう僕の友達がいるんですよ。その子に……」 バン!! その時いきなり扉が開いた そこには一君が立っていた
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