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羽田の夕日は綺麗に
空港をセピア色にそめていた
夕方の飛行機が離着陸する音のなか、彼女が
ターミナルの待合い所で待っていた。
僕を見つけたのか 静かに歩きよる
「お帰りなさい」と声をかけてくる。
僕は 彼女を気使い話しかける
「大丈夫なのJALの職員がいっぱい居るよ?」
彼女は言う
「大丈夫です 休みの日は上司でも声は掛けませんから 誰に会おうが勝手なのです、仕事では厳しいけど、余計な気使いはしないで下さい」と
彼女は微笑む
「それより 佐藤さんが
誰かに見られると 困るのでは?」、
「僕なら 大丈夫です
人と会うのも仕事の内ですから」と歩きだす
まずはご飯でもと 空港を後にした…。
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