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1時間前――
「さぁ~てと、今日もアホな門下生達をシバきに行くか~」
俺は、いつも通り門下生達をいじめる(もとい、鍛える)為に、家を出て道場に向かっていた。
「なんだこれ?」
その途中で、異様に光る石を見つける。
・・ホントに石なのか微妙だが。
ガラスみたいに透き通ってた中に、赤い光が灯っている。
それが綺麗だったから、俺は拾ってポケットに入れた。
そして、いつも通り道場に着き、いつも通りドアを開け、いつも通り中に入った!
そしたら、ここにいた。
・・どういうことでしょうね?
周りは草以外何もない、とにかく広い草原だ。
どうすれば戻れるんだろうか・・・・?
う~ん・・・・
まぁ、考えてても仕方ないから歩くか。
考えるのが嫌いな俺は、何でもいいからとりあえず行動を起こしたかったので歩き出す。
バカみたいに広い草原を、のんびりと歩いていると、変な塔みたいな物が見えてきた。
「お! 面白そうな・・じゃなくて人がいそうな場所み~っけ! 」
俺は早速、その塔に向かって全力で走った。
剣術の修行でかなり体力は着いてたから、この程度ではたいして疲れない。
そして、塔の目の前にたどり着く。
近くで見ると、とにかくその塔は大きかった。
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