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「実は今、バジルの封印が解けかけているのじゃ。」
……ふ~ん。
っておい!
マジで!?
「バジルの封印が解けると、どうなるんですか!?」
おいおい……。
悪魔に殺されるなんて、嫌だからな……。
なんか、一生成仏させないみたいな能力ありそうだし。
「魔法使いと悪魔軍の全面戦争じゃな。……しかも、バジルはこっちの世界に来て、魔力が上がっておるから、より強力な悪魔を召喚できる。」
やっぱり戦うのかよ……。
「そうなったら、俺たちは……俺はどうなるんですか!?」
自己中心的な質問だが、やっぱり気になる。
「巻き込まれて死ぬじゃろう。」
簡単に言うなジジイ!
「悪魔に殺されると、一生成仏出来ん……」
やっぱりその能力あるのか……。
「なんてことはないがな。」
無いのかよ!
このジジイ……。
こんな話の時に、人の心読んで遊ぶんじゃねぇ。
「まぁ、今はわしら、現在の四大賢者が新たな封印魔法をかけとるから、暫くは大丈夫じゃ。」
なんだよ……。
心配して損したぜ。
「話はこれくらいじゃな。くれぐれも、誰にも話さぬように。」
話さぬようにって、言葉は優しいけど、気配は怖い!
「はい!」
まぁ話したくもないけどな。
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