使い魔契約

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疲れた俺は、部屋に戻り、寝ることにした。 しかし、ルピアが話のことを聞くので、うるさくて眠れない。 「何の話してたの!?」 「だから、俺がこの世界に来たのは、祈石を持ってたせいだとか、過去にも、この世界に、地球から来たやつがいたとか、そういう話だって何度も言ってるだろ!」 さっきから、このやり取りを、何度かやっている。 「もういいわ!心の中を見るから!」 「いや!それは無理!」 今、心の中を見られるのはまずい! バジルの封印のこととかがバレる! そしたら、あのジジイに何をされることやら……。 俺は、学院長に燃やされるとか考えて、寒気が走った。 「とりあえず、それだけはやめてくれ!」 「やっぱり、なんか隠してるんじゃない!」 しょうがねぇな……。 「あぁ!隠してるよ!でも今は教えるわけにはいかねぇんだ!学院長に禁止されてるからな!」 学院長に禁止されてると聞いて、まずいと思ったのか、ルピアは諦めてくれた。 「もういいわ!」 そう言って、ルピアは部屋を出ていった。 学院っていうんだから、授業でもあるんだろ。 俺は、ルピアが出ていって静かになったので、寝ることにした。
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