剣の閃き・魔法の魅力

生活

とりあえず最初の問題は、生活場所をどうするかだ。

その問題をキュムに聞いたところ、すぐに答えを出してくれた。

「ルピア。あんたこの部屋に、ヨウイチ住まわせてあげて」

いきなり言われたので、ルピアは驚いている。

・・まぁ当たり前か。

いきなり、年が近い男と一緒の部屋に住めって言われたんだからな。

「む・・む・・無理にき・・き・・決まってるじゃない！？　」

お、顔が赤く染まってるぞルピア。

一緒に住むことになったら、さっきの仕返し分をしっかり払ってもらおう。

もちろん・・・・アレで。
フフフフフフ・・・・

おっと・・
今のはちょっと、キモかったな。

「私に歯向かうの？ルピア」

キュムがそう言うと、ルピアはウ・・と言って黙り込んでしまう。

しかし、俺が横で
「そうだ。そうだ。キュムに歯向かっていいのか～？」
って茶化したら、鞄が飛んできた。

そしてそれは、もろに俺の顔面を捉える。

なかなかやるではないか・・。

後の仕返しが、余計に楽しみだ。

結局ルピアは、キュムに圧されて俺を部屋に住まわすことになった。