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鈴「え~っと…///」
俺は車に半強制的に乗り込めば、焦りながらリュウタから少しばかり距離を空けて顔を見ると、まださっきの冷たい顔のままやねんけど…。
龍「で、答えは?」
と、俺が空けた距離を詰め寄ってそのままの顔で見てくる…。
リュウタ…もしかして…俺がこの顔弱いの知ってて使っとるんちゃうか…?
鈴「嗚呼~…うん。好きやで…良太郎達とは違う意味で…うん…。///」
俺が言うまでやめてくれなさそうやから、視線は逸らしてるが答えてあげた…。
すると…
龍「本当~?じゃあ、僕と鈴ちゃん、両想いだね!!」
さっきまでの冷たい顔は何処へやら…って位、満べんの笑みで抱き着いてくるが、俺は少し納得いってへんねんけど…。
鈴「で、俺答えてんから、リュウタは俺の事どう好きやねん…。///」
そう。そこが聞きたいねんけどな…言う前から。
龍「うん?そんなの鈴ちゃんと一緒に決まってんじゃ~ん♪」
当然と言いたげに笑って言うが…まだ納得出来てへんねんけど…。
鈴「じゃあ…お姉ちゃんはどないやの…?」
龍「お姉ちゃん?お姉ちゃんは特別~。」
って、愛理さんも特別やったら俺と一緒やん!!
なんや、今のリュウタと話してると、頭おかしくなりそうやわ…俺…。
鈴「はぁ~…。はいはい。よ~分かったわ。」
なんとかこの話をはよ終わらせる為に、溜息と一緒に軽い返事をして、リュウタの頭を子供をあやす様にポンポンと軽く叩き、車から出ようと思ってると、リュウタがいきなり叩いてた手首を掴み
龍「何が分かったの?全然分かってないでしょ?」
また不機嫌にこちらを睨みながら言う。
この子は本当に表情がよく変わる子やな…。
鈴「何がや?リュウタは俺と両想いで、愛理さんも特別に好きなんやろ?分かっとるやん。」
龍「鈴ちゃん、やっぱり分かってな~~い!!!」
俺が平然とリュウタが言った事をそのままな感じで言ったら、リュウタは大声で否定してきた。
鈴「何がやねん!!リュウタが言った通りやん!!」
龍「違うもん!!お姉ちゃんと鈴ちゃんの好きも別なの!!」
ホンマに今のリュウタの言う事がよ~分からへん……。
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