無駄な抵抗

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無駄な抵抗

母がいなくなり三年たったころの日曜日 いつもと同じようでどこか違う朝だった 祖母が普段はしない化粧をし 「新しい服だしとるけぇ、はよ起きて着替えしんさい」 寝起きのワタシは頭をかきながら言われるまま着替え ボーっとするワタシに 「お客サンがくるけぇ、イイ子しとくんよ?」 祖母がいう
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