3.想い

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 勇治と付き合って一ヵ月半、私達は別れた。  あまりにも早すぎる別れだった。  ちょっとした事で喧嘩して、私が  『もういい!別れる』  って口走ってしまった。  勇治はいつだって  『夏海、俺と付き合っててちゃんと楽しい?無理させてへん?俺、ナツの事ほんま好きやで。』  って私の心配ばっかしてくれてたのに。  私はそんな優しい勇治を傷つけてしまった。最低だ。  いくら待ったって、もう勇治からの連絡はこないのかな?あんなに毎日電話して、しょうもない事で笑い合ってたのに…。  なんだかむしゃくしゃして、と言うよりは、やり切れなくて私は一人で車に乗った。  タバコをくわえて火を点ける。そして煙を思い切り吸い込んだ。  私は行く当てもなくだだ走った。
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