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ふと、携帯がなった。勇治のメール着信音だった。
『勇治からだ!』
私は携帯を手に取ってメールを開いた。
その瞬間、ガンっ!!━━━体に衝撃が走った。
我に返ると前に車があって、前の車から人が降りてきた。━━━私、前の車に突っ込んだんだ。
すぐに警察に届けた。
警察の人と話して事情聴取。紛損事故で終わった。
勇治のメールでこんなに気を取られるなんて、本当に私勇治の事好きなんだな。━━━私は改めて思った。
それから見れてなかった勇治からのメールを見た。
そこには、
『夏海元気してる?ナツに別れよ言われてめちゃショックやった。俺ほんまナツの事好きやってんな。喧嘩してもうて、あんな事で怒ってごめん。ほんまごめん。やっぱナツはもう俺の事何とも思ってへんのかな?未練がましいかもしれへんけど、俺はまだナツの事忘れられへん。ナツ、今でも好きやで。それだけ言いたかった。』
とあった。
私は声を出して泣いた。
こんなに泣いたのはどれ位振りだろう。
━━━私も勇治がまだ大好き。
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