3.想い

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 足とか血だらけだったけど、私はすぐに勇治に電話した。  勇治はすぐに電話に出た。  『勇治、私の方こそごめん。勇治からのメール着信音聞いて嬉しくて、車運転しながらメール見ようとしたら事故っちゃったよ。おかま掘っちゃった。』  そしたら勇治はびっくりして、  『メールとかそんな話ししてる場合ちゃうやんか!なつ、大丈夫か?今から行くから、今どこ?』  って言ってくれた。  私は場所を説明して電話を切った。  勇治は急いで来てくれたよね。  それが私にはどうしようもなく嬉しくてしょうがなかったんだよ。  あの時の勇治が、私には白馬に乗った王子様に見えたんだ。
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