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私には大好きな人がいました。
最初はなんとなく付き合っただけでした。
でも付き合っていく内にその人の事が段々好きになり、もうその人なしの生活なんて考えられなくなりました。
私たちは毎日色んな事をしゃべり、そして一緒に沢山笑い合いました。
『一緒におってや』それが彼の口癖でした。
強がり言うくせに、本当は物凄く寂しがり屋の彼でした。
私の前ではいつもかっこつけて、いつも私の事を最優先にしてくれて、どんな時でも私の事を守ってくれる頼もしい彼でした。
そんな彼が私は大好きでした。
優しくてかっこいい彼。
見栄っぱりな彼。
子供好きで、家族思いな彼。
私の事になるといつも必死になってくれる彼。
心配性で私の事を常に心配してくれる可愛い彼。
好き嫌いなく何でも食べてくれる彼。
バカなくせに色んな事を知ってる彼。
男気満々な彼。
責任感が強い彼。
何にでもまっすぐで、人を思いやれる心を持ってる彼。
純粋で繊細で硬派で一途な彼。
何をやるにもいつも本気な彼。
私の大好きな大好きな彼。
そんな私の大好きな彼が、ある日突然私の前からいなくなった。それは何の前置きもなくやってきた。本当に唐突に…。
彼は死んだ。事故だった━━━
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